私たちが提供するサービスは在宅医療ですが、それを効率的に、そして確実に提供していくためにはチームワークが欠かせません。
そのチームワークを実現するために今までは、ホワイトボードやメモ、携帯電話などが利用されてきました。
しかし、その日常起こるコミュニケーションもメモがなくなれば消えてしまい、時間差によってホワイトボードの情報が誤って伝わってしまったりとチームワークを乱していました。
また、職種が異なることで情報が伝わっていなかったり、看護サイドとリハビリサイドで申し送り内容が違ったり、上司には伝えたが部下には伝わっていなかったりと。チームワーク以前の問題ですが、これは今も医療現場で目にする光景です。
電子カルテの導入とともにある程度の情報共有は出来るようになりましたが、この電子カルテも診療情報を請求する（レセプト）ために開発されたものであり、お客様への品質向上への面は、企業ほど進んでいません。
どうすればチームワークが向上するのか？
一番基礎の部分として、情報共有があります。私たちは、医療、介護、福祉の現場でレセプトコンピューターとは別に情報共有するためのグループウェアを導入しています。
例えば、外来に診察に来られたとし、熱が何度、肺雑音が・・・といった診療情報。これはとても大事なことです。
しかし、いつも来ている息子様が今日は来ていなかった、もしくは、診察待ち時間が1時間以上あった、といったレセプトコンピューターには乗ることのない情報を共有するようにしています。
もちろん、診察内容の医療的データも必要ですが、企業であれば後者の内容もとても大事なチームワーク向上のための情報です。
情報はそれらだけでなく、社員が抱えている問題や、共有することで以前に解決に至ったことのある問題であったり、助けてあげることも出来ます。そのように、お客様に対してのチームを社内で作り出して品質の向上を目指しています。